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僕のサイトでは、出来る限りEASY・HARDの2譜面を作っています。
また、EASY・HARDの2譜面が用意された譜面のほうが、
片方しかない譜面よりも人気があります。(ページランキングより)
EASY・HARDの2譜面あるほうが人気のある理由は、
・更新順ページで2行の幅が取られているため、より目立ちやすい
・ランダムセレクタで選択される確率が増える
といった物理的な理由もあるとは思いますが、
ランキングの人気の偏りを見ると、どうもそれ以上の理由があると思うのです。
例えば、
mioさん作曲の「Shine!」(★6のみ1譜面)は82位。
同じmioさん作曲の「Sky High」(★6と★8の2譜面)は25位。
この2つ、譜面の質はほぼ同等くらいだと僕は思っているのですが、
これだけ人気の偏りが出てきています。
前置きが長くなりましたが、今日は僕が感じている
「EASYとHARD両方作ると人気が出る理由」を、
書いてみようかと思います。
僕の感じている理由は2つです。
【理由1】 譜面を楽しめる層が増える
これは当たり前すぎる気がしますが、もちろん大きな理由です。
具体的には、
「★9のみ1譜面」だと、初級者~中級者は難しすぎてプレイできない。
「★4のみ1譜面」だと、上級者には簡単すぎてプレイしてもらえない。
でも「★4と★9の2譜面」なら、初級者にも上級者にも楽しんでもらえる。
ということです。
単純に譜面を楽しめるレベル層が増えるから、人気が出るのです。
【理由2】 遊びに能動性が生まれる
これも大きな理由だと思うのですが、他の人はあまり意識していないようです。
短く説明すると、
「EASY・HARDから好きな難易度を選んでプレイできることが楽しい」
のです。
(この1文だけで意味が分かる人は以下読まなくてOKです。)
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エンターテイメント作品の「楽しさ」というのは、
「能動的楽しさ」と「受動的楽しさ」に分けられます。
例えば、小説や映画というのは、
「作者の書いた世界でどんな話が展開されるかを待つ」
という受動的な楽しさを持つものです。(※1)
一方、クイズ番組やパズルというのは、
「自らも参加して頭を使って回答を導き出す」
という能動的な楽しさを持つものです。(※2)
(※1 「登場人物の気持ちで一緒にwktkするのは能動的じゃ?」というツッコミは禁止)
(※2 これらにも 「受動的」な側面があるけどツッコミ禁止。あくまで例ですから。)
ノベルゲームやRPGゲームは、この両方が混じっている良い例です。
「その世界でどんなことが起こるんだろう?」
という受動性に加えて、
「自ら選択肢を選ぶことでストーリーを決定していく」
という能動性がありますよね。
他には推理小説なんかにも、能動的楽しさが含まれています。
で、ここからは完全な私見なのですが、
エンターテイメントに能動的な楽しさを求める人は非常に多い
と思うのです。
ちまたによく見かける「プレイヤー参加型」という謳い文句は、
ゲームの能動性をアピールしているものですし、
また、ある人がBMSの人気の理由をダンおにと比較して説いた話によると、
―ダンおには曲に合わせて押させられている。
―BMSは曲を自ら演奏する。
―ダンおには体力が0にならないようキープすればクリア。
―BMSは体力を一定以上まで引き上げればクリア。
というように、BMSの持つ能動性に理由を求めていました。
まあ、こんなに難しい例を出さなくとも、
「何かをさせられる」よりも「積極的に何かをする」ほうが楽しい!
と感じる人もいるだろうな、ということくらいは納得してもらえると思っています。
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ゲームにも能動的な要素があると、プレイヤーは魅力を感じます。
そして、サリングに含まれる能動的楽しさの1つが難易度選択なのです。
(↑今日の結論。)
例えば、そこそこ難しい譜面をプレイしたい人がいるとしますよ。
この時HARD1択しかない譜面では、
「選択の余地がない」
「その難易度を選ばされている」
という印象を受けるでしょう。
(プレイヤー自身はそこまで意識しないでしょうけど。)
ですが、EASY・HARDの2択がある譜面では、
「EASYがあるけど、俺はHARDを選択するぜ!」
というように、自ら好きな難易度を選ぶという能動的行為が生まれます。
ほとんどの人は意識していないでしょうけど、
この難易度選択自身が、サリング(≒音ゲー)の楽しさの1つなのです。
だから、EASY譜面がほとんどプレイされない譜面があっても構わない。
EASYが存在するだけで、HARDがより楽しく感じられるのですから。
僕はこの2つの理由で、複数難易度を出来るだけ用意しています。
特に、【理由2】遊びの能動性を非常に大事にしています。
(【理由2】には納得してもらえない人もいると思いますが、)
(譜面を作ってアクセス数を見てきた1年ちょっとの経験上、事実としか思えません。)
まぁ、【理由2】はともかく【理由1】は万人に納得してもらえると思います。
あと、複数譜面あるデメリットってあまり思い浮かばないんですよね。
「ないよりもあるほうが良い」のは、間違いないですし。
しいて挙げるなら、
「譜面制作者が面倒くさい」
「EASYがメイン譜面である場合、それをプレイしてもらえる率が下がる」
「あまり極端にヒドイ譜面を片方に載っけてしまうと、もう片方の評価も落ちる」
くらいでしょうか。
以上、長々と「2譜面作ることのメリット」を書いてみました。
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