ネタ譜面祭り 自作品解説

一時は作品数が集まらずに冷や冷やしたネタ譜面祭りでしたが、
主催のpi-manさんの熱意が皆を動かしました。

pi-manさん、素晴らしいイベントを企画してくれて本当にありがとう！

皆さんの作品への感想は投票用スレに書いてきたので、
僕の作った作品（うさぎとか）についての解説をしてみようと思います。

No.109　「シアワセうさぎ」（ダブルプレイ作品）

txt 版の説明書に書いていたように、

・　「シアワセうさぎ」という曲でダブルプレイ譜面を作る
・　片方に「あまね」、片方に「まりお」を載せる

というアイデア自体は、ダンおにの有名作品からの丸パクリです。

　例１）　ramdomwalkさんの「シアワセうさぎ」
　例２）　それは秘密さんの「シアワセうさぎ」

ゲームの制作にあたり、これらの作品を大いに参考にしました。
この場を借りてお礼申し上げておきます。　＞randomwalkさん、それは秘密さん



試行錯誤していた時間を含めると、
この作品を完成させるのに要した日数は１ヶ月ちょっと。
時間にすると60時間くらいだったと思います。

そのうちEASY・HARD両譜面の制作にかかった時間はわずか10時間ほど。
ダブルプレイというアイデアを実際に形にするまでが、とても大変でした。



簡便な作り方を書いておくので、興味のある方は挑戦してみてください。

１．音楽をwavファイルに直す（SoundPlayerLilith）
２．左のステレオ音量だけを50%～75%ほど下げる（SoundEngine Free）
３．最初に時報の音を挿入（NHKの時報音(もどき)）
　　このとき、時計音のビットレートを曲のビットレートと合わせてから挿入する
４．同様に右のステレオ音量を下げたwavファイルを用意する
５．wavファイルをmp3ファイルへ戻す（午後のこ～だ）
６．時報と同時にクリックしたときに音楽が重なるよう、空白時間を調整（mp3DirectCut）
　　あらかじめdata.txtには、曲の長さと同等なリズム譜を作っておくとズレを防げる
７．このページのソースを参考にhtmlを作成。



あとは、掲示板で出ていた質問（？）に答えておきます。

＞俺の中では呼称はてゐ→鈴仙が「れーせんちゃん」で鈴仙→てゐが「てゐ」
＞俺のジャスティス。公式ではどっちも呼び捨てだと判明しても俺のジャスティス。
　　直前に見てたてゐレーセン動画にめっさ影響受けちゃったんですよ。
　　あとはこのマンガとか。こういうのがごちゃ混ぜになって、
　　説明ページでの呼び方と妙なキャラ付けが出来てしまいました。

＞普通にダブルにするとしたら曲は片方で良いからリストじゃなくてOKですね。
　　同じページに置けるdata.txtは１つだけなのです。
　　だからダブルプレイを公開するにはリストモードが必須です。
　　また、このゲームでは２つの本体（crs1.swfとcrs2.swf）を読み込んでいます。
　　同じ１つの本体を共有してしまうとハイスコア保存が上手くいきませんでした。



上で60時間とは書きましたが、そのうちの40時間は試行錯誤に費やした時間なので、
ダブルプレイの次回作を作るときは、もっと楽に作れると思います。



No.103　「路上のギリジン　-Shou+rt Mix- (BMS Edit)」（追加音のみ）

追加音機能を最大限生かすための実験作でした。
これも目立たないところで色々と大変な作業をしています。

サリングで同時に鳴らせる追加音の数は７つまで（仕様）なのですが、
BMSに使われているwavファイルは再生時間が長い（１秒～３秒）ので、
そのまま使ってしまうと再生されない音が出てきます。
また、元の音量そのままだと、打鍵音が弱く曲に埋もれてしまいます。

そこで、各追加音にはそれぞれ１つずつ、
短縮・フェードアウト・音量調整の処理を施します。（mp3DirectCut）
この音源の編集だけで２～３時間は取られることになります。



これは面倒くさいだけでそこまで難しいことではないのです。…が、
追加音機能の最大の壁は、追加音が合計32音までしか登録できないことです。

4～9とアルファベットで合計32文字。十分と思われるかもしれませんが、
ある旋律のメロディをなぞるだけでも軽く10以上の追加音が必要なのです。

tarolaboさんのBMS「路上のギリジン　-Shou+rt Mix-」には、
全部で176個の打鍵用音源が使用されています。

176個の中で、どの音源を使ってどの音源を捨てるか。
この取捨選択にとても悩むことになりました。
掲示板で指摘されていましたが、無音を使って回避している場面もあります。



色々と制作は大変ですが、BMS風サリングはなかなか作っていて面白いので、
今後も　(BMS Edit)　の付く作品は定期的に出してみようと考えています。

…もちろん一番大変なのは、
時には１年近くを費やして１つのBMS作品を創り上げるBMS作家さんなのですけどね。