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あっという間の1週間でした。
正直なところ、8つの譜面が集まるなんて当初は思いもしていませんでした。

同じ曲に対して、これだけの違うアプローチが出来るということが、
サリングというゲームの可能性を大きく示唆してくれますね。

他の方が作られた譜面のよいところはどんどんパクっ、参考にさせてもらおうと思います。

以下に1~8までの譜面をプレイしてみての感想を書きます。

No.1

【EASY譜面】
サリングをやりなれた人にはリングの動きが追えない部分はなく、また適度な緊張感を保たせる難しさなので、EASY譜面としてはとても上質ですね。中盤の連打以外に奇をてらうことなく、すっきりとまとまっていて高評価です。
ただ、自分にとって致命的なのが音ズレです。unit_timeの間違いから来る微妙な音ズレのために、「音楽に合わせてカーソルを動かすことによって、リングを拾得していくゲーム」ではなく「音楽をBGMに、不規則に出現するリングを拾得していくゲーム」になってしまっているのです。
こういう技術的なことは、覚えれば誰でも出来るので、ぜひ正確な計測技術をがんばって身につけてほしいなと思います。

【HARD譜面】
一転して難しくなりました。しかし、リングの動きや流れに分からない部分が本当になく、不要な暗記を強要しないスッキリとした良譜面です。また、EASY譜面より音楽とのリンクがよく取れていて、密度もつまっているせいか、音ズレもそれほどには気になりません。むしろ音楽があることでリングの出方が目に見えて分かるため、プレイしやすくなっている。純粋にマウス操作能力を試される、お手本のような譜面だと思います。
また大会受けを狙ってか、HARD譜面の難しさを落とした方がたくさんいる中、2~3度プレイしないと殺されるこの譜面くらいの難易度がHARDにふさわしいと思います。
ただ残念なのは、おそらく提出までに時間が足らなかったのでしょうが、音楽の終盤は中央にリングをぽつぽつと出すだけで手持ち無沙汰になってしまったこと。この質を保ちながら、最後まで緊張感の続く配置を続けてくれれば言うことはありませんでした。

【総評】
EASY・HARD譜面とも、ややこしい配置のないスッキリした良譜面でした。音ズレという技術的な問題だけ頑張って乗り越えていただきたいです。



No.2

【EASY譜面】
基本的なリズムだけできっちりとまとめられていて、EASY譜面として非常にプレイしやすい良作です。
前半と後半でメインメロディの配置をコピペせず、1から作り変えたのがとてもよいですね。終始新しい配置が登場するので、この難易度でもとても楽しく遊べます。
一番おもしろいと感じたのは連打地帯の作り方で、1回目のやや距離を持ってバラバラに登場するリング郡より、2回目の中央4箇所だけから登場するリング郡の方がミスを誘いやすいのですよ。これが集中力を持って望めば頭ではわかってなくても手が勝手に動いてフルコンボできる程度の絶妙な速さで、この最後の配置が、EASY譜面の輝きを大きく高めています。
残念なのは、曲の終盤に何もすることがないこと。ここでもう一山作ってもらいたかったです。
あと1つ気になるのは、リズム「111,131,,,,,,,」が曲とリンクしていないことです。単位時間を2で割って「111,×,×,131,,,,,,,,,,,,,」(×は便宜上入れました)というリズムにしてもらえれば、より曲との一体感が得られると思います。

【HARD譜面】
前半部分の難易度は低いのですが、面白さが後半部分の連打に凝縮されています。上でも書いた「手が勝手に動いてフルコンボできる絶妙な速さ」の連打が、どんどん展開されます。同じ場所から2回連続で出す部分を作るなどして難易度を上げながらも、繰り返しプレイすると何故か全部取れるようになっていく配置の妙がお見事。「手が勝手に動く」ような譜面を作るのは至難の業です。このタイプの面白さを出せる譜面はそうそうありません。初見ではこの面白さが伝わりにくいのが非常に惜しまれますね。
これなら、前半部分の難易度をもう少し上げたほうがバランスがよくなりますね。後半の楽しみに至るまでが、多少間延びしてしまっている感があります。
全体として遅れて聞こえる部分が多く音ズレの問題についてはまだ見直す余地はありますが、それを越えるだけの楽しさを秘めた素敵な譜面だと思います。あえて高速連打を使わないことに挑戦したのも好評価です。

【総評】
前後半でコピペのない、飽きさせない譜面作りの精神はお見事。適度な速さ、適切な距離で置かれる連打がこんなに楽しいものとは知りませんでした。



No.3 (この譜面に1票を投じさせていただきました。)

【EASY譜面】
『その譜面を印象付ける“ある形”の配置があって、それが姿・形を変えながらどんどん展開していく』タイプの譜面として文句なしに秀逸。リズム・音とともに非のつけようがありません。
この譜面における“ある形”とは、あの「とんがり帽子」のような独特の配置です。1回目は、その「とんがり」部分がだんだん離れていくよう配置されていき、2回目は「帽子」の向きが頻繁に入れ替わることで1回目より難易度を増しています。
この譜面がプレイしていて本当に楽しい大きな理由は『だんだん難しくなっている』からなのです。1回目の「とんがり帽子配置」に入る前に、その半分の速さで4回リングを出す(131,,431,,731,,412,,)。この4つのリングが非常によい導入になっていて、すんなりと目的の流れへプレイヤーを導いています。
同じことが無音リングによる超高速連打にも行われています。画面左端で始まる無音の高速連打が、急に密度を上げますよね。こうすることでプレーヤーは「かなり速い流れが来るぞ!」ときっちり予期できるのです。
『だんだん難しくなる』ことの最大のメリットは初見で非常に楽しめるという点なのです。その譜面の未来を予期させるような、前準備としての配置がある。前準備があることで、難しい配置を、階段をリズム良くのぼっていくかのように攻略させることが出来るのです。
他にも特筆したいことがまだあるのですが、ここでは省略。間奏部の裏拍の無音リングやら、さりげなく出てくる同時発生リングやら、もう憎たらしいほど洗練されたEASY譜面でした。素晴らしいの一言に尽きます。

【HARD譜面】
本当に素晴らしいものに出逢ったときには、人は多くを語れないのです。「これは、こういう点で素晴らしい」と言わせてしまう時点で、その作品は究極のものではありません。究極の作品に出逢ったときには、人はただ口をあんぐりと空けて、一言「すげぇ…」としか言えないのです。この譜面からは、そういう類の感動を受けました。
リズム自身は、自分が嫌った原曲の主旋律の丸パクリなのです。目新しくもなんともありません。自分にもトレースできます。ただ、このリズムに対してこの配置の素晴らしさは何なのでしょう。ここまでリングを追いかけいて楽しい配置は始めてかもしれません。
全体に散りばめられた無音リングによる超高速連打も、その全てが上手に機能しています。唐突さを微塵も感じさせない。連打したいと思うときに連打させてくれるのです。
細部に分ければ、こういう技術・技法を使っているんだな、と語ることは出来ます。しかし、この譜面はまるで、595個すべてのリングが1つのテーマを形作っているかのように錯覚してしまうのです。EASY譜面における「とんがり帽子」の形に相当するものが、HARD譜面の「595個のリング」だといえば伝わるでしょうか。切り離して考えることは野暮なのです。それだけのつながりを感じる、素晴らしい譜面を本当にありがとうございます。
あえて他の人には言わない細かな気がかりを言わせてもらいますと、1箇所だけ存在する「221」と「112」の同時発生リングは自分は好きではありません。というのも、斜めの同時発生リングはSMALLでのプレイ時に共通部分が存在しないため、片方がLATEになる危険をはらんでいるためです。
また「712」から始まって「611」から連打がスタートする最終部分ですが、「712」と「611」が隣接しているために思わず「611」がもっと早くに始まるのではないかと思ってしまい、「611,511,411」くらいまで初見NGを取ってしまいました。この混乱をわざと狙われたのだとは思いますが、最後にいやらしい配置が来ますね。(笑)

【総評】
本当によく考え抜かれた譜面です。EASYとHARDに、これだけリズムの差を出されたことにも感服しました。同じ曲に2つのまったく別のアプローチをし、それが2つとも成功している貴重な譜面です。



No.4 (これが自分の譜面です。バレバレだったらしい。)

【EASY譜面】
中央位置からの対称性に寄りかかりすぎて、マウスを大きく動かせません。
テーマも見えなければ目新しい配置もない。自分の譜面の評価を下げた大要因だと思います。
このサイトでの公開前には1から作り変えます。

【HARD譜面】
この譜面の構想をねるときに、メモ帳に書いた内容をそのまま公開します。

・緩急を付ける(RAYのように)
・原曲のドラム音を主に拾う
・マウスの動く早さを場所毎に統一
・激難譜面は作らない。流れを目で追えるように。
・無音リングは極力使わずに仕上げる。
・「タッッタタッッタ」

※ RAY・・・「RAY OF ILLUMINATI」。R2BEATという音ゲー内の名曲。
果てさて、皆さんに「タッッタタッッタ」は愛してもらえたでしょうか。

【総評】
自分で自身の著作について語りすぎるのはかっこ悪いので、特にありません。
よければ皆様の率直な感想をくださいませ。



No.5

【EASY譜面】
リズム・音ズレともに文句なし。配置も見づらい箇所は1つも無く、きれいにまとまっている譜面です。非対称な自由な形が多く、盤面を広く自由に使っている作風が大好きです。非対称でいて、それなのに美しさを感じさせる配置が本当にすごい。これだけリング密度がスカスカでレベルも2と非常に優しいのに、プレイしてみるとすごく楽しい。あぁサリングをやったなぁと実感させてくれます。
それだけだと、ただ小綺麗にまとまるだけの譜面なのですが、ところどころに登場する魅力的な配置とリズムが、この譜面の完成度をさらに高めています。
配置は全体的に美しく、ほれぼれするのですが、特に間奏に入る直前の無音リング郡が絶妙です。ナナメに置かれた2つペアのリングが楽しすぎます。
そして原曲にないはずのこのリズム「351,,,431,,,541,,,621,,,631,,,,」が、非常に曲とマッチしてて、とても気持ちがよいのです。譜面を作るときにリズムを拾いやすいのは、まずは主旋律で、次にドラム音、あとは残りの旋律、と続くと思うのですが、原曲には全くないリズムを追加することももちろん可能なわけです。
しかしこれが一歩間違えると原曲とミスマッチを起こし、非常に危険なのです。その点、このリズムの追加は心地よく、独特の進行感を譜面に与えています。曲のアレンジに大成功していますね。
「難易度が低いのに上級者も楽しめる譜面」という難題を見事に克服している、素晴らしい譜面だと思います。

【HARD譜面】
EASY譜面をそのまま難しくしたような、きれいにまとめられた譜面です。特筆したい点も、EASY譜面に書いたこととそのまま同じ。非対称ながら美しさをもった配置に、曲を引き立てる「151,,,231,,,421,,,541,,,651,,,」のリズム。いたって平穏で分かりやすく、音楽の流れの中に自然と溶け込んできます。インパクトこそないものの、誰にでも愛されるお手本のような譜面だと感じました。サリングってこういうゲームなんだよ、と言うときの引き合いに出せるほどに、凡庸で美しい譜面です。
このように言ってしまうと、この譜面への評価が低いように感じられる方もいるかもしれませんが、僕はこの譜面の「平凡さ」こそが本当に驚くべきことなのだと感じています。譜面製作者は、自分の持つカラーを思う存分に生かして譜面を作りたがるものだと思うのですが、そうして出来た譜面には「びっくりする要素」「独特な配置」などが含まれます。譜面製作者にとってそれは非常に心地よい、ある種、麻薬のようなものとして楽しめるのですが、そういった独自色の強い要素は他の人にも必ずしも受け入れられるわけではないのです。もちろん、波長の合う人からは絶大な支持を受けるでしょう。ですが、波長の合わない人からは、変な配置だなの一言で片付けられてしまうのです。
この方が作る譜面には、奇をてらう要素が本当にないのです。ほとんどの人にすんなりとプレイしてもらえ、ほとんどの人に一定の評価をもらえる譜面だと思います。そしてそれが本当にすごい。「誰からも90点をもらえる譜面」は「一部の人から100点をもらえる譜面」より、はるかに作りにくいのですから。
このようなシンプルで平穏な譜面を生み出されるまでには、裏では多くの技術が注ぎ込まれ、試行錯誤が繰り返されているはずです。自分にはもはや見えないところにまで薄められたその努力の痕跡に、大きな拍手を送りたいと思います。あえて、この大会のHARD譜面としてレベル6という易しい譜面を提出された意義を十分すぎるほど感じられる譜面でした。
最後に技術的な指摘を。「110」のリングが画面に表示されていませんが、これは「114」とすれば表示されます。「114」と「750」の無音リングは覚えておくとよいかも。

【総評】
平穏な譜面の中に光る配置やリズムの妙がすばらしく、誰からも幅広く愛されうる譜面です。



No.6

【EASY譜面】
基本的なリズムでまとめられた、初見でもプレイしやすい良譜面です。このプレイしやすさは『音の間隔が狭いときは、リングを置く間隔も狭く』をきっちりと守って作られていることにあるのでしょう。ストレス無く、楽にプレイさせるための工夫が感じられ、好感がもてます。
また、シンプルにタンバリン音中心でまとめる方が多い中、個人的に好きなドラム音が多数見られました。メインのメロディに入る直前のドラム音「232,,332,,432,,532,,633,,532,,433,,332,,」が大きく曲を盛り上げていますし、間奏前の連打地帯の手前に、それまで「551,,542,,441,,432,,」というクラップ混じりだった音を「121,,131,,141,,151,,」というようにタンバリンのみに変更することで、プレーヤーに連打への変化を察知させることに成功しています。これまでにサリングを作った経験が生かされているなぁと感じました。
この方の最大の弱点は、おそらく『音とリング配置の関連付け』なのだと思います。
例を出すなら、先ほど挙げた「232,,332,,432,,532,,633,,532,,433,,332,,」です。曲を盛り上げるよい音色の使い方なのですが、もったいないことにプレイヤーにあまりそれを意識させません。なぜなら、音がクラップ(2)からシンバル(3)に変化しても、リングの流れは左右に往復しているだけで変化がないためです。音色の変化をプレイヤーに心地よく感じてもらうためには、例えば「232,,332,,432,,532,,633,,632,,233,,232,,」と書き換えるなどして、シンバルを鳴らしているのだということを強調させるなどの方法があります。
同様に、間奏中に突然裏で鳴るタンバリン音もやや違和感を感じます。違和感の原因は、プレイヤーが無音リングの流れの中をマウスで気持ちよく泳いでいるときに、あるリングだけが突然音を発するからです。この場合は、むしろ一切音を鳴らさないか、全ての無音リングを取り除いてしまうほうがより心地よい譜面になると感じました。
鳴らす音と配置に関連性を持たせることは、なかなか重要なテクニックではないかと思っております。

【HARD譜面】
配置が非常に上手で、とても心地よい流れの中でリングを拾得できます。マウスを動かす流れについて苦心されたようで、それが非常によい結果として反映されています。後半のメインメロディに入るまでは緩急の幅がとても狭いのが特徴で、また急な場所でも流れが簡単に見えるので、サリング上級者にとって心地よい難易度が継続し続ける、まさに至福のひとときが味わえます。間奏部を無音リングでこれだけ充実させても違和感が無いのは、それまでのこの譜面の流れにぴたりと合致するからなんですよね。
後半のメインメロディから難しい配置も登場しますが、リングの流れを追うことも可能な程度の適切な難易度でとても楽しめます。また、難しい箇所を多少ミスしてもFAILEDしない程度にとどめていることも好印象です。中くらいのレベルのまま終わっても悲しいし、かといって、ラス殺しをされても困る。この針の穴を通すような絶妙なバランスの難易度の中に、この譜面はあると思います。再挑戦しがいのある譜面ですよ。
また、無音リングを中心にまとめられているため、この譜面全体の密度が多少高くてもプレイヤーにそれを感じさせないことに成功しています。このために、程よい難易度の中を泳ぎ続けることができる感覚を味わえるのです。
惜しまれるのは、EASY譜面と共通するのですが「音がいきなり鳴った」と感じてしまうことでしょうか。どのリングから音が発せられたのかが分からないと、自分には多少気持ち悪く感じてしまうのです。音楽とリングの音は合っていて、音楽とリングの配置も合っているのです。ですが、リングの音とリングの配置があっていない。とても難しいと思いますが、このことを意識できるだけでより楽しい譜面が作れるのではと思います。

【総評】
EASY・HARDともに、プレイヤーに無理のない適切な難易度と配置でとても楽しめる譜面。音の使い方にもセンスを感じます。音の種類と配置を関連付けることを意識すると、音楽・配置・音に一体感が得られ、さらによい譜面になるかも。



No.7

【EASY譜面】

前半のメインメロディ部は中心位置を基準とする一定の対称性をもった動きで、リズムや流れも分かりやすく良質な譜面です。この譜面のような動きをとりわけ自分は好むので、プレイしていて楽しいのです。後半のメインメロディ部も同様で、こちらもスッキリとした難易度にまとめていて非常に好印象でした。音も「111,332,311,532,」という、弱泊をクラップに当てる基本的でノリやすいものが主体で、非常に心地よいお手本のような譜面だと感じました。
悔やまれる点が2つあって、1つは小節時間の計測ミスから来る譜面全体の音ズレ。もう1つは、前半のメインメロディ後・後半のメインメロディ後にすることが何も無く、プレイヤーに手持ち無沙汰な感を与えてしまっていることです。特に、前半後の休息は音ズレのせいでリングが置けないために回避したのだと思うのです。このことについて厳しいことを言わせていただきますと、リングを置かないという「逃げ(妥協)の手段」を選び取る前に、単位時間を見直して作り直すことも検討していただきたかったなと感じています。HARD譜面の小節時間は正確に計測できているのですからもったいないです。

【HARD譜面】
クリアできるまで挑戦しがいのある難譜面でした。初見であっさりクリアできてしまう譜面よりやりがいがあるので、HARD譜面の難易度としてふさわしいものだと思います。最後に英文字の「F」を描いてしまうのは誰にも真似できない画期的なアイデアで、これ1つでもその譜面を十分に印象付けるだけのインパクトを持っています。とうとう最後まで辿り着いたと思うと、最後に出てくるのはなんと曲のタイトル。なんとか5~6個のリングをムリヤリ回収して生き残ると、出てくるランクは(大概)Fランク。この仕掛けだけで、最後まで辿り着けた甲斐を十分に感じました。言われてみれば作るのは簡単ですが、1からでは誰にも考え付かないであろう今大会最大級の仕掛けだったと思います。リングの配置についてもあまりに難解な箇所はなく、リングの出現位置が特定しにくい難しさを持っているだけなので、やり込むごとに、またポイントとなる箇所を覚えていくごとに点数が上がっていくことは魅力ですね。
ただ、この譜面の配置そのものに美しさを感じるかというと、他の譜面に比べて多少の見劣りを感じてしまいます。サリングにとって配置の美しさは必要なものかと聞かれるとNOなのですが、配置がカッコよくて難しい譜面のほうが、より魅力的なのは事実でしょう。難解な配置をたくさん思いつくままに並べて1つの譜面として提出することは、実は誰にでも簡単にできてしまうのです。「ただ難しい譜面は誰にでも作れる」ということですね。
配置の必然性・つながり・テーマ・流れなどなど、とにかく自分に出来る限りの色んなことを考えて作るのがサリング作りの醍醐味だと自分は思っています。難譜面はリング数が多い分、よりたくさんのことを一度に表現できるのが楽しいのです。

【総評】
EASY・HARDとも上級者には適度な難易度で、易しい譜面が多かった中で好印象。ただ、全体に多少のアラを感じてしまいます。よりたくさんのことが表現され考えられ作りこまれた譜面をぜひともプレイしたいです。



No.8

【EASY譜面】
配置に対する作りこまれ方、鑑賞モードで見たときの楽しさという観点から評価すると、この譜面およびHARD譜面を第1位に推したいと思いました。しかし、プレイして楽しい譜面という観点から「最も面白いと感じた譜面」を評価するべきと自分は考えていることをまずはご了承ください。
この前提に立つと、この譜面には難解な場所が混じりすぎていて、楽しさを感じる前にFAILEDで戻されてしまうのが残念です。

【HARD譜面】
間奏部分からが絶対に越えられそうにないですね~。譜面の芸術ともいえる美しい配置の数々を惜しげもなく見せていただきました。何度鑑賞しても、ぜんぜん飽きません。実際のクリアの可不可を気にせず、とにかくAUTO PLAYでの美しさを追求するというこの譜面の方針には感服するところです。
この譜面はもはや芸術と呼べる気がします。最上級の褒め言葉です。制作にかけた時間や労力を思うと、本当によく作ったなぁと驚かずにいられません。
今回はプレイしたときの楽しさという観点にしぼって投票させていただいたので、申し訳ありませんが見送らせてもらいました。これが、今世界で最も難しいサリング譜面だと思います。極上のエンターテイメントをありがとうございました。

【総評】
細部まで丹念に作りこまれた鑑賞用譜面。完成度は本当に高い。全く異なる切り口でこの大会に挑戦したその発想に脱帽です。

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無題
なんか、ここまでしっかりとできる
Sasaさんがすごい・・・・・・

もはや自分なんて全然覚えてないし・・・・・
pi-man URL 2007/05/14(Mon)22:00:09 編集
無題
No.3を作った者です。
全譜面に対してここまで丁寧な感想を書くことのできるSasaさんに、ただただ感服するばかりです。

"221"と"112"の同時リングについてですが、
……SMALLプレイに対する考慮を完全に失念しておりました。
テストプレイは何度も行ったのですが、その全てが"SMALL OFF"でした。
目から鱗が落ちた瞬間です。

"712"から"611"への繋がりについてですが、
こちらもまた、言われて初めて気がつきました。
改めて自分の譜面をプレイしてみると確かに気になります。
目から鱗が落ちた瞬間その2です。

そしてNo.5の感想での"750"についてですが、
……目から鱗が落ちた瞬間その3です。


長くなってしまいました。
投票、そして最大級の賛辞と貴重なご指摘をいただき、本当にありがとうございました。
リュート 2007/05/15(Tue)21:44:52 編集
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